プロペシアは危険なの?
こんにちは、キノコです。
今日はプロペシアについて書こうと思います。
●商品の概要
プロペシアは頭頂と前中頭部の男性型脱毛の治療に使われる、飲む育毛薬です。男性型脱毛症は、大人になってから、額の生え際や頭頂部が薄くなる男性特有の脱毛症です。脱毛の原因物質であるジヒドロテストステロンの産生をおさえることで、脱毛を防ぐことができます。
●商品名
プロペシア(MSD社 ※旧 万有製薬)
●内容
プロペシアは、FDAにより新しく正式に認可を受けた育毛・発毛医薬品です。
世界で唯一の飲み薬の育毛薬がこのプロペシアです。
もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、
使用者から「毛が生えた」という報告が相次ぎ、改めて育毛薬として注目されました。
軽度~中等度の薄毛の人を対象とした1年間の試験で、
半数以上の人に改善効果がみられました。
また50代以上よりも、30代~40代の若い人のほうが効果が高いという報告もあります。
注)プロペシアは、入手に際して、石の処方箋が必要なので注意しましょう。
男性専用の薬なので女性には用いません。
特にに妊娠中は禁止です。
男の子の赤ちゃんに悪い影響を及ぼす可能性がありますので気をつけましょう。
また肝臓の悪い人も慎重に用いましょう。
半年から1年くらいで効果が現れてきます。
半年以上飲み続けても、まったく効果がないようでしたら、医師とよく相談してみてください。
●総評
この薬自体は、上記でも少し触れましたが、
アメリカで前立腺肥大の薬として開発され、
実験段階で抜けていた髪が復活したということから、
毛髪のための転用を10年ほど前からはじめました。
最初は、この薬単体で髪が回復するといわれておりましたが、
その後の研究によってプロペシアの服用は男性ホルモンによる悪影響を
制御する力があるのは確認されているんですね。
しかし、ここで注意が必要です。
他の抜け毛の原因(毛根の皮脂の根詰まり、血行不良)に関しては
別の対処が必要だと後々に判明されました。
アメリカなどでプロペシアを処方される際は、
必ず育毛剤の使用が不可欠との説明を受けるんですね。
プロペシアや育毛剤を使用しても、
皮脂などのコントロールができていなければ根本的な解決にならないんです。
この一番の問題は、プロペシアを処方する医師側にあると管理人は考えています。
プロペシアは皮膚科だけではなくて、内科などでも簡単に処方されていますが、
詳しい説明をされていないケースが多いみたいですね。
6ヶ月単位で服用の継続または中止を医師と相談して決めるそうですが、
せっかくその間まじめに服用したとしても、基本的な頭皮ケアや育毛剤を使わないと、
プロペシアが持っている成分の有効利用にならないのです。
これは、この成分を開発したアメリカでは、すでに7年も前から言われていることです。
生活改善薬であるプロペシアは保険適用薬品ではないため、
処方にあたり厚生労働省から本当にこの薬が必要かどうかのチェックが入りません。
そのせいで、日本では医師によって容易に処方されている、という事実があります。
生活改善薬は病気に対して処方されるお薬ではないので、
副作用等注意点の説明を受けた上で、
飲む・飲まないを選択するのは自己責任ということになってしまうんですね。
なので、プロペシアの利用をお考えの方は、
この点を充分に理解して、検討する必要があるかと思います。
個人的にはあまりオススメできないと感じました。